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2009
03.15

1㎝の密度

Category: 未分類
三六 身の丈を変える

身の丈を知り、身の分をわきまえる。
大事なことだな。自分の身体を見つめる基本になるものな。だけんど、あんまり丈の長さに縛られると今度はこじんまりしてきそうだなし。

この間、シンクロナイズド・スイミングの鬼コーチとして名高い井村雅代さんがテレビに出ったった。
「アンタ! 何やってんのッ!脚、短いんだからッ!もう!ええ加減にしいー!!」
選手の身体的欠陥をズバズバ言うんだ。
キャスターが聞ぐ。
「持って生まれた体を指摘されてもどうしようもないって本人は思いませんかね」
井村さんがこたえる。
「本当にそう見えるんだからしょうがないじゃない。短足な人には短足って、正直に言っているだけ。
だけどね、短かい脚だって長くなるんですよ。長くて奇麗になる。オーラとかあるじゃないですか。そういうのが出てくると長くなる。
実際の脚は同じかもしれない。けれども私がそう見えるんだから、長くなってる。他の人も同じに見えるわけでしょ。
短足な人は短足な脚に妥協しているだけなんです。伸びるんですよ。やることやんないだけよ。それじゃ試合に勝てるわけない。だから怒るんですよ。
人間にできないことなんて何もない。妥協さえしなければ。
私にできる唯一のことは、私が私に妥協しないことだけ。
ただし、怒りっぱなしにはしないですよ。どうすればよくなるか具体的な方法を必ず提示することにしています。」

俺は思わず釘付けになったは。

井村さんには見えてるんだべね。選手が到達すべき身体が。
選手もそんな井村さんだから付いてくる。
だげんど、選手は大変だ。いつもの脚から脱却することは、そりゃあ半端じゃできねえな。
自分の脚には家族や風土、それまで関わってきた人や経験の集積があるわけだべ。それを変えろっていうのは、それまでの人生や考え方を捨てろってことだ。簡単にいくわけない。
それを知ってて、井村さんは妥協しねんだごでね。
現実の脚と到達すべき脚。そのズレを、その隙間を少しづつ埋めていく練習。脚が1㎝伸びる中に、それまでと同等の価値ある経験を凝縮させるってことだ。


どうだ、脚が長ぐなったと実感できると人生まで変わるんだど。

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