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2013
06.19

氣のゆくえ

Category: 未分類
二二九 ゆかし

山路来て何やらゆかしすみれ草     芭蕉(野ざらし紀行)

「ゆかし」という古語が、氣になっていた。何となくはわかる。はっきりとは分からない。
辞書で調べてみた。

【ゆかし】(古語)
動詞「行く」の形容詞化した語。 そちらの方へ行ってみたくなるほど興味をひかれる、 というのが意。 派生して「見たい」「知りたい」から 「恋しい」「なつかしい」まで。心ひかれて、 その対象と強くかかわりたい様を表す。 現在は「ゆかしい」と変化。

ゆかしという言葉は、本来、興味ある方向へ赴く、という行為の裏にある、赴きたい、という欲求を表わす。つまり、行動と欲求の分離。そして、行動できない環境があって、欲求の方がどんどん膨らんでいく状態のことを、ゆかし、で表わした。
奥ゆかし。氣がそっちの方向へ進む。意識上では、何となく、身体上では、強く深く。

現代人は、意識上での「ゆかし」ばかりを考える。
だから、わからない。
昔の人は、身体で「ゆかし」をみつめる。
例えば
ねびゆかむさまゆかしき人かなと目とまりたまふ(源氏物語)
今後、成長していくであろう(若紫の)姿を見ていきたい女性だな、と目がとまりになる、
みたいに。

漢字で書くと 「床し」

・・・なぜ床という漢字を当てたのか。

欲求の方向性。現代人は、思いが前方に向かっていくように感じる。

昔の人たちは、自分の氣は、常に下方へと向かっていると、感じていたのではあるまいか。しづんでいくように。
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コメント
ぬなかわヒスイ工房のHPの関係で、エキサイトからOCNブログ人に引っ越すことになりました。
タイトルは同じですので、今後ともよろしくお願いします。
縄文人(見習い)dot 2013.06.20 23:06 | 編集
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