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2011
04.13

伝わってくる理由

Category: 未分類
二〇五 なでる

このあいだ、仙台さ行ってきた。
動法の稽古会があったな。
いつもの「緑水庵」が使えなくて、稽古仲間のお家を借りたな。(どうも有難う様だったなし)
稽古中にも余震が何回も来てよ、こんなにも大地は生きていて、神秘で、怖くて、おごそかだったんだなって思ったよ。
何もしなくてもコシがきまってハラが据わって。
もう、大地よ、頼むから大人しくなってけろっていう感じなんだけんど、みんな、身体は生まれ変わってだった。
薄皮がむけた後みたいに初々しかった。

東北の人たちはホントに大したもんだなあ。

東北がこの一ヶ月ずっとテレビの中心だったがら、日本中さ、東北弁が広まった。
いろんな訛りがあるげんど。東北の爺ちゃん婆ちゃん、しゃべる言葉、かっこええなあ。
これが人間の言葉だなあ。そのひと、そのまんまだ。

俺もはやぐ人間になりだえ。


俺の住んでる山形は、地震の被害もないようなもんだった。
そんで仙台に行ったべした。道路の地割れや建物の壊れったのをちらって見ただけで、からだが震えはじめだっけ。今までで何度もテレビで見てきたのによ、実物はまったく別ものだった。目に見えないげんど、生生しくて重たいものが伝わってくる。息もできなくなるぐらい。

テレビを何回見ても、こういう感覚、人には伝わらないんだな。悲しいけれど。


ところでよ、「共感覚」って、知ってっか?
一つの刺激でよ、二っつ以上の感覚が働くことなだど。

目は見る、耳は聞くっていうふうに、おのおのの感覚器官が個別の機能を受け持ってるって、学校で教えられたした。だけんど、音に形が見えたり、匂いに色が見えたりって、そういう人が実際にいるなだど。
はあって思うべ。
今のは極端な例だけんど、多少は誰でも共感覚の経験あるんだそ。

日本語、考えてみでけろ。
例えば、きく、は耳だけの言葉じゃないべした。
目ききもきき酒ってのもある。キクー!って体感もあるべ。
日本人は知ってだった。
きく、っていう体験はからだ全身の問題だっていうことをよ。

土門拳さんが書いていた。
俺は眼で撫でる。眼で肌触りを感じる。触りたいから何度でも見る。気持ちいいから飽きない。

土門さんの写真が生きものみたいに脈打っている理由が分かったよ。
こっちへ伝わってくる理由も。

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コメント
五右衛門様

おお、そうでしたか。いわきまで行ってこられてましたか。
おじちゃんおばちゃん方、かっこよかったですか。
堂々としてましたか。
そうですか。
地震も放射能も、いわきのおじちゃんおばちゃんの心を砕くことはできねがったんですね。
いやあ、まったく。
R子先生もすごいなっし。
仲右エ門dot 2011.04.16 11:49 | 編集
一昨日、いわきに行ってきました。

いわきのおじちゃん、おばちゃん方もかっこえがったよ。
「別に家の中に居れば、何にも不自由する事はねぇ」って、でっかい地震来ても、放射能降ってきても、堂々としてたなぁ。

R子先生、半端者の私が言うのもなんですが、立派にお仕事されてました。連発する余震、原発事故、等々で周りの方々が次々と離れてしまう中、残っている方の面倒を、しっかり見ていらっしゃいました。

励ましに行ったつもりの自分が、逆に励まされました。
五右衛門dot 2011.04.16 00:38 | 編集
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