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2011
02.17

武器軟膏とネルソン・マンデラ氏

Category: 未分類
二〇二 離れていても

武器軟膏・・・傷を負った者に軟膏を塗るのではなく、傷を負わせた刀の方に軟膏をすり込むことで治療するという中世ヨーロッパの処方。

現代人は迷信の愚かな例として武器軟膏をあげる。
私は、このような考えを広めた人々の思想は素晴らしく深い、と思う。


漢字の「力」は鋤で畑の土をおこす姿や腕に筋力を入れている形に由来しているという。手や足、肉体に直に接触して抵抗がもろに伝わってくる感触が「力」、そうとらえたのだ。

それにくらべ和語の「ちから」は「ち、霊、智、道、千、血、乳、地、池」に由来していて、時間的にも空間的にも遠く離れた処からやってくる、自分の手の届かない神秘なもの、であった。

離れていても肉感がなくとも力は作用する。
物理の世界においては、例えば磁力、例えば引力。
眼に見えないし接触はない。なのに作用は強大である。

人間の世界においても、見えない力は沢山ある。


二者の間で何らか関係性が出来上がっているのなら、一方への働きかけはもう一方に対しても影響を及ばす。
関係が密ならなおさらである。

切った刀は切られた肉体を傷つけた。
けれどもそれは人間側からだけの解釈で、刀側を無視している。
肉体は傷ついた。
なら、刀も同じように傷ついているかもしれない。

関係性を、一方通行ではなく相互通行でとらえる。

離れていても関係性が続いていたら、どこかでつながっている。
刀の傷が癒えたときには肉体の傷も同じように癒えているかもしれない。



「インビクタス 負けざる者たち」というクリント・イーストウッドの映画を観て、そう思った。

ネルソン・マンデラ・・・モーガン・フリーマン
フランソワ・ピナール・・・マット・デイモン
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