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2011
02.14

歯痛と散歩 そして大きな自然

Category: 未分類
二〇一 つながり

最も間近な自然物は肉体である。肉体は大きな自然とつながっている。

昨秋、ゲソ天を食べていたら脳天を切り裂くような衝撃が走った。
自分の歯にイカの歯が突き刺さった感触だった。
手で抜こうとしても駄目だったのでペンチを探した。
鏡の前で口を開いたら、右奥三番目の歯が真っ二つに割れていて、外側半分が氷山が砕けたときのように斜め45度に浮き上がっていた。
舌で感じたのはイカの歯ではなく自分の歯だった。
抜くか押し込むか。
うむと噛み締め、グリッという音で、歯はもとにおさまった。
痛みもそのうち消えるだろうと思った。

予想通り消えてはくれた。
が、ある日、歯痛はやってきた。
我慢出来ない痛みだった。
右の顔頭全部がキリで穴を空けられたような感じだった。
涙が流れる。
じっとしていられず、外に出た。
散歩することにした。
まわりを眺めるゆとりもないが、足は動かした。
とにかく動かした。
そのうちスウーと痛みは引いた。
さっきの歯痛はどこにもなかった。
一日、二日とやってこなかった。
もう来ないのかと忘れた頃、また歯痛はやってきた。
また、散歩に出かけた。
スウーっと痛みは消え、また忘れた。
そんなことを何回か繰り返した。

歯痛は大きな寒気が入り込むときにやってくる、というのがわかった。
歯痛は身近な寒気予報になった。


右奥三番目の歯は大きな寒気とつながっている。
それから散歩ともつながっている。
そして、俺ともつながっている。

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