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2010
08.14

唄う 歌う 詩う 吟う 唱う 詠う 動う 仕事う

Category: 未分類
一七八 うたう 

民謡のCDもらったなだ。
都会のひとにもらったなだ。
山形の唄なだ。
俺は知らなかったなだ。
逆輸入なだ。
さっそく聴いたなだ。
一生懸命聴いたなだ。

俺が一生懸命聴くときは二とおりあんなだ。
音楽そのものに惹かれるときと、音楽を薦める「ひと」に惹かれるときと。
今回は、ひと、だった。
このひとが、なぜ、「佳い佳い」と薦めるのか、じっくりその謎に取り組みたくなったなだ。
そしてそのひとと一緒に唄いたくなったなだ。

「豆引き唄」
こんな唄なだ。

豆引き唄試聴

豆はこう引けよ(ソレ)こうして丸け どんとやアや 馬はこうして こう着けろ サアサ 引かしゃれ どんとやアや

こうこうこうこうって、指示語ばっかりで、唄聴いているだけだとどんな動作なのかさっぱりわかんね。
その場にいる人がその場で唄う、ほんとライブ感覚だな。


民の謡(たみのうた)、民謡の語源は明治になってからで、その前までは小唄、俗謡、在郷唄などで呼ばれていたんだど。
柳田国男さんも「民謡の今と昔」で「民謡などという堅い言葉は、使わずにすむものならば使いたくないのである」なんて書いてる。民謡という言葉が堅いと思えなくなった現代の俺には、国男さんの憤りが新鮮に思えたよ。
なぜ国男さんがこだわるのか。
明治において日本文化を飲み込んでしまうような欧化啓蒙の波があったんだべ。
「いかんせん現在地方の歌いものの中には、土に根をさして成長しなかったものが雑然として来たり加わっている。それを選び分けて祖先の心情を尋ねてみようとする場合に、古くからあるもの、住民が自ら作ったものに、なにか限られる名前がなくてはならぬ。そこで外国の学者のこれにあてている語を、仮に民謡と訳してみたまでである」
フォーク・ソングのことだべね。
国男さんは語る。
「民謡とは、平民みずから作り、みずから歌っている歌である」
土に根ざし自然発生した、古くから時間をかけて出来上がったもの。そこに住む人々が、生活の奥底で共有したリズム、テンポ、ハーモニーで、いつの間にか口ずさんでしまうもの。
 
豆引き唄の四番の歌詞がそれを言い表わしった。
「動作こうまねてよ 声張り上げてよー 唄は仕事の弾みもののよ さあさ引かっしゃれ どんとやーや」

仕事の数だけ歌がある。それが民謡ってわけだ。

じゃあ、今、俺らはどんな唄を歌えばええんだべ。
現代の民の唄、誰かと一緒に唱う仕事唄、作るしかないっぺ。



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