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2010
08.07

80年後の君へ 

Category: 未分類
一七七 待っている

暑いなえ。
あちいなえ。
ちょっと動くだけで汗ボタボタだなえ。
もう立秋なのになえ。
こう暑いとオシッコもでねえ。
小さな便り、と書いて小便。
この便り、どこへ届くのかね。
とにかく
今年は続くなえ、暑い日が。

ということで今回は、人は何のために汗をかくのか、っていう話。


汗の効果
というと、体温を冷やすことや余分な脂や毒などを出す、なんてのを思い浮かべるべ。
自分の体の中を快適にするための自動調節機構、っていう視点だな。
体ってのは賢いとかなんとか。


でもよ
ちょっと頭冷やして考えっとよ
こういう解釈って、とっても自分勝手だと思うなよ。
利己主義っていうか、自分の得ばっかしか頭にないみたいな。
自分のことしか考えてないな。

汗をかくことで自分の体の中がキレイになるのはいいけんど
キレイになったのは自分の体の中だけで
汗が汚いんなら
世の中をキタナくしてるんでないかい。
世の中に汚物を撒き散らかしてるだけでないかい。
それって、なんだべ?
自分さえ清くなればいいって
こんな解釈は、かんなし悲しいぞえ。



けんど、本当に人って、自分のためだけに汗をかいているんだべか。


俺よ、自分のために汗をかいているんでなくて
俺の汗を欲しがっている奴が、どっかにいて
そいつのために汗をかいているような気がすんのよ。

そいつが俺から汗を引き出そうとしているって思うなよ。



人間の体から出た水分は蒸発して空へ立ちのぼっていくべ。
汗ってのは、サンズイに干と書く。
漢字の成り立ちはよく知らねけんど、水が干上がるってわけだ。
だから汗は干上がるためにある。
干上がった汗は空の彼方までのぼってって、長い長い旅の果て、およそ八十年後、地上に雨となって落ちてくるんだと。
これは佐治晴夫先生がおっしゃってだ。

ということはよ
今日の夕立には80年前の人の汗が含まれった、ということになる。
80年前ってえと
昭和5年、西暦1930年だ。
冷蔵庫が初めて売られた年だ。庭付き一戸建て住宅と同じ位の値段で。
金子みすゞさんか亡くなった年だ。自ら命をたった。
浜口首相が狙撃され、「いき」の構造、が出版された。
そして、うちの親父が生まれた。


だから今日の雨つぶには、俺の祖母のお産のときの汗が含まれったかもしんね。
親父が生まれて初めて流した汗も。

今日の夕立はそんなことを記憶している水の集まりなのかもしんね。
俺に体験を伝達している水の集まりかもしんね。

祖母のいきみや親父の歓びが、この雨つぶの中にあるなだ。



この雨のおかげで俺は歴史とつながってるのかもしんね。


俺はこの雨を感じることができるなだ。


80年後の君、今日の俺の汗を感じてくれっか。


君が俺の汗を欲しがっているんだべ。

待ってでけろな。
いっぱい流すからよ。

俺の小さな便りも一緒に・・・
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コメント
どうもありがとうございます。
雲の上、です。
歩けそうです。
歩くと落ちます。

僕もいいなあと思いました。首もすうっと伸びました。
そして、これにしました。

表紙はよく変わります。
服のように、着替えしています。
仲右エ門dot 2010.08.10 20:28 | 編集
表紙のリニューアル、おめでとうございます。

何か新しいことが始まる予感が画面を超えてこちらに飛び込んできました。

do everything with nothingdot 2010.08.09 17:59 | 編集
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