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2010
06.17

風の向こう側

Category: 未分類
一七〇 前提となっているものを知る

「馬鹿だねえ、まったく」

そんなこと言われても嬉しいときってあっぺ。
好意を持たれているなってことが分かってっときよ。
「馬鹿」ってのは本気で言ってないなって感じるときよ。
「しょうがない、でも愛らしい人」みたいなニュアンスが伝わってくるときよ。

心許せる間柄のときは、結構、「言葉の意味」と「内面の真意」、そのズレを遊ぶことってあるべした。
表出したものとその奥に隠れているもの。
今回はそんな話なのよ。


ここに一本の団扇があるなだ。
もらいものだ。
けれどもただの団扇じゃない。
手作りの団扇なだ。
しかも
冬に作った代物だ。
職人が寒いおもいをして、かじかみながら作ったなだ。
その上、和紙なだ。
紙漉きは冬の仕事って相場はきまってだ。
もともと農閑期の仕事だからよ。
それに冬場は「ねり」がうまくできる。
「ねり」ってのは、紙の素材、つまり根っこや茎の革を叩き潰して粘り成分を取り出す作業だ。
寒くても水が冷たくても、冬の方が適しったなだ。

ここにある一本の団扇はそんな前提のある団扇なのよ。
で、あおいでみるべ。
からだに風があたる。
どんな感じだと思う?


想像どおりの感じなだ。


上の例でいけば「馬鹿」という言葉が風。
けれども奥に隠れている前提だけが身体に伝わる。



 ス   ズ   シ   イ   ・   ・   ・




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