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2009
01.25

スケートの先生

Category: 未分類
十四 からだを目的地に定める 

スキーは山から谷へ滑る。高いところから低いところへ滑っていく。当たり前だ。重力の理だかんな。
んだげんどもよ、普段、動法を稽古する所は山じゃねぇ。ほとんどが平たいところ、畳の上とか板の間だ。重力の理が効かね場所だ。しかもスキー板を履いてるわけじゃねぇから、滑る道具もねぇ。
じゃあ、どうすっか、ということだよ。平たいところで自分の足だけで、スキーのように滑るにはどうしたらいいか、だ。

まあ、結論は急がないで、この話から聞いてけろ。二十五年も前のことになる。
俺、スケート習ったことがあんなよ。初心者向けの講習で、先生は六十歳くらいの禿頭の人だった。それに毛糸の帽子をかぶって、元気で声高だった。その先生が言ってた。
「まず。足は左右直角にそろえて、ガニ股にしてください。奇麗なガニ股ですよ。腰は落として前傾します。手は腰の後ろに組んでくださいね。
その姿勢で十メートル前の氷の上を見て下さい。しっかり見てくださいよ。その目線といっしょに臍も同じところに向けます。いいですか、視線と臍ですよ。それができたら、左足を固定して右足を押し出していきます。すーっと。そして足を交互にすーっと。
ここで注意点です。足は左右交互に斜めに押し出しますけれども、、臍と視線は十メートル前の氷上にしっかり固定ですからね。
いいですか、じゃあ、滑ってみましょう。
はい、はーひーふーへーほー。はい、もう一回、はーひーふーへーほー」
はーで右足ひと滑り、ひーで左足ひと滑りっていう感じで進むわけなんだけども、先生がデモンストレーションすると受講生みんな笑ってたな。
でもよ、その先生の言う通りにしてみるとよ、なんでだか滑れるようになるのよ、これが。
そんときは、「はーひーふーへーほー」って言うのは先生の趣味だべ程度にしか考えていなかったけんど、今考えると、これこそ吐きながら動くという動法の理の適ってたんだな。

嘘だと思うんならスケート場に行って確かめてみろ。
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