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2009
09.23

伝説の獅子振り

Category: 未分類
一二五 からだで聴く

産土の獅子舞練習が始まったなだ。
中国の獅子と日本の竜神、大蛇をあわせもった、おそろしい姿なだ。
だから獅子が家の前に来ると、子どもたちは親に必死にしがみつくなだ。
黒塗りの頭で、蛇が這っている、泳いでいるように、大きく左右に動いて前進するなだ。
頭の部分を一人が担当して、胴体部分の大きな幕には交代要員として十人ほどの獅子連中が入っているなだ。
だから、むかで獅子とも言われったなだ。
黒獅子
ひと昔前の話だっし。

その若者は耳が聞こえなかったんだと。
だけんど獅子舞が大好きでいっつも見に来ったんだと。
そんなに熱心ならお獅子ちょっと振ってみろって誰かがおちょくったなだと。
そしたら若者は笛太鼓に合わせて見事に舞ったんだと。
みんな不思議がって「なんで音に合わせられんなや?」って聞いたんだと。
だけんどその若者にはみんなの声が聞こえないもんで、何も返事しなかったと。
獅子連中に加わった若者はみるみる腕が上がって、その舞姿はまるで本物のお獅子さまだったと。
他の獅子連中もその舞を真似しようとしたけんど、できねかったと。
神様が降りてくる。ご加護がある。是非その若者に振ってもらいたいって願うお家がいっぱい増えたんだと。
その後若者は死ぬ歳になるまでずっと踊り続けたんだと。

とんびんしゃん。

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