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2011
08.20

第二回「体句会」初秋(はつあき)投句公開

Category: 体句
二一四 とる 

投句一覧

1 腸の気を整える秋はじめ        はらわたのきをととのえるあきはじめ

2 初秋や夜空に浮かぶ月の笑み     はつあきやよぞらにうかぶつきのえみ

3 初秋の健やかに伸ぶ白髪かな     はつあきのすこやかにのぶしらがかな

4 初秋のとんぼに肩をつかまれて     はつあきのとんぼにかたをつかまれて

5 初秋の水掬う掌がふと留り       はつあきのみずすくうてがふととまり

6 野辺鳥に直初秋と声かける       のべどりにじきはつあきとこえかける

7 昼下がり風頬そよぐ初秋や       ひるさがりかぜほほそよぐはつあきや

8 迷い込む一匹の声初秋か       まよいこむいっぴきのこえはつあきか

9 初秋や腹黙らせる母の味       はつあきやはらだまらせるははのあじ

10 初秋の風切羽に翳りなく     はつあきのかざきりばねにかげりなく 
    

●選句方法
自作以外でもっとも佳いと思った一句と選評を、右の投稿フォームにてお送りください。〆切は月末です。俳号もお忘れないように。選句はオープン参加です。投句していない方でもOKです。



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2011
08.10

先取り感覚でお洒落に行こう

Category: 未分類
二一三 あまりにも、かすかな

毎日、暑っついなっし。俺んちの息子が朝から叫んでだ。
「夏、本番だー!」
おんやおんや、おとつい立秋だったべした。
日本人として、夏、本番、はないべよ。

今月の体句の兼題「初秋(はつあき)」に苦戦の声が聞こえてきたので、ちょこっと説明すっつお。
初秋(はつあき)は暑さ厳しい折、ほんの、極めてかすかに、秋の気配を感じることだっし。その発見は、ちょっとした歓びなんだっし。

実際の気候から一つ前をゆく感覚。
時代を先取りしている。進歩的でお洒落な感覚を持っている。そんなアバンギャルドどもが競いあって、その先の季節を感じ取っていくことなだっし。ある種の楽しみ。

実際、暦と気候にはよ、寒暖のズレがあるべ。旧暦だって最も寒いときが、正月、になってたりよ。

今は目の前に出現していないけんど、その準備が着々と進行しているという、兆し感を大事にする視点なんだべっし。


とにかく、かすか。
キーワードは、目には見えねど「かすか」な感じだっし。

ほんじゃ、体句、待ってるけっし。


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2011
08.05

体句「団扇」結果発表

Category: 体句
二一二 からだで分かる

兼題「団扇」 

体句賞 四点

川の字を左右に泳ぐ団扇かな    謝海船

●「戦後直ぐの子ども時代。風の心地よさ・優しさ・母の愛を体感したのが、この句通りの状況下だった。懐かしさと共にあの時の気持ちよい団扇風が身体に甦ってきた」彬
●「映像が浮かぶ。ほのぼのと愛情たっぷりの一家。の字に団扇をがせたところがうまい!」向方陸
●「夏の夜のホッとした一時のゆるやかな風が伝わってきました」四方
●「団扇が、表裏と回転しながら泳いだのかな。なんだか楽しくなって、選句させていただきました」ふうりん


一点句

腰の骨折りてしみいるうちわ風  彬(あきら)
●「しみいりました」竹野はな 

童らは団扇飛ばして腹転がす  野夫石
●「腹転がすがわからない。寝ころぶことか、、転んだのか。でも、他の句よりましになりそうな」芳賀則政

手のようなタイの団扇は木の葉っぱ  芳賀則政
●「団扇は手のひらの擬態だったのですね。葉っぱは木の手だったのですね」蘆白

犬は尾を団扇のやうに揺らすかな  祐子
●「にっ?となりました」桐子

はだけるを恥じらうゆとり白団扇   蘆白
●「『はだけて恥じた』熱さを『ゆとり』と『白』が冷ましてくれる。より一層涼しさを感じられて良い」北野灰

亡き人に酢の飯送る団扇かな   宮川知子
●「作者の優しい気持ちと酢飯の香り、団扇のパタパタという音が一瞬にして伝わってきます。台所も見えてきました」祐子

風そよぐ雨だれうちわと玉の汗  向方陸
●「涼しさが感じる事ができます」P-chan.

以上、票の入った句です。




仲右エ門より
どうもどうも。
まずは、俳句初心者から上級者まで、幅広い分野の方々から投句していただいたこと、ほんとうに有難うございました。8月も体句で稽古、宜しくお願いします。

体句の確認だっし。
言葉が体から発現している以上、言葉に身体性が内包されているのは当然のことだべっし。その言葉を調律せしめている俳句が自ずと身体を育くんでいくこともまた、当然のことわりであるべ。これが前提。それで体句の条件として3つあげさせてもらったな。和語(やまとことば)を使う理由も先に述べさせてもらったけんど、今回の体句賞の「川の字を左右に泳ぐ団扇かな」の「左右(さゆう)」は漢語で、本来だと「右左(みぎひだり)」としなければなんねなよ。
例えばよ、幼い子どもに「左右(さゆう)を見てから道を渡りなさい」とは言わねべ。「左右(さゆう)」という音感が体で理解できないって知ってっからよ。体に染み付いった「右左(みぎひだり)」なら分かるべ。大人でも「左右を見てください」と言われっと目先をその方向さ向けてしまうけんど、「右左(みぎひだり)を見てください」と言われっと、自分の首の根っこをグリッグリッと回すべ。これが身体性の出現ってやつだ。
こんげなふうに漢語と和語には明確な違いがあるな。
俳句を作るうえでよ、漢語の方がいい感じになるってこともあっかもしれないげんど、ここはぐっと我慢して、和語で、だっし。

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