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2009
04.30

足を澄ませば

Category: 未分類
五八 身体を澄ましてみる 

豚インフルエンザ、えらい騒ぎだなっし。宇宙服着た検査官がやってきて、まるで映画のワンシーンだなっし。そのうち日本でもはじまるんだべね。
いやはや、どうすっぺ。

とりあえず、耳でも澄ましてみるべか。
喧騒にかき消されていた、もっと当たり前でもっと地に足着いた声が聞こえてくっかもよ。
目も澄ましてみるべか。
テレビの画面をすーっと通り抜けるようによ。きれいな海底で泳いでいる昔ながらの魚みたいなのが見えてくるかもよ。
手も澄ましてみるべか。
自分が今触れているものを感じることができるかもよ。
足も澄ましてみるべか。
人々が地面を踏みしめている音が伝わってくるかもよ。
そして自分の足踏みが誰かの足踏みに呼応してるということに気づくかもよ。

情報に踊らされるその前に
自分の足で踊るべさ。
その澄んだ足でよ。

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2009
04.29

春の土

Category: 未分類
五七 大地を蹴って歩く 

寒くて目が覚めたは。二日続きで今朝も0℃、霜ふった。

だけど日中は陽気いいべぇ。

春の土っていう季語があっけどよ、この時期の地面はとってもやさしいなだ。蹴っても蹴っても足を受け入れてくれる。しっかり蹴って存分に踏みしめて歩く。気持ちがええなぁ。裸足になれればもっとええ。背骨がぐんぐん伸びていぐした。


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2009
04.28

桜の宿題・答え合せ

Category: 未分類
五六 実感を答えとする 

地元の桜回廊、江戸彼岸桜も散ってしまったは。
んだから桜の宿題、答え合せすっぺね。
「たびざる」さんしか参加してくれなかったげんど。

桜の正面はどこか。桜はどっちを向いているか。普通に考えたら陽のあたる方だべな。お日様の方。たいていの生き物は光の方向に伸びてくからな。
だったら朝日の方だべか、夕日の方だべか。真ん中だべか。
もしかしたら、木っていうのは外見は止まっているようにしか見えねけんど、実は中身は動いてて、東から西へ、一日のうちに正面が移り変わっているのかもしれね。
桜は夜も咲いてるから、日本人みたいにお月様の光も結構好きなのかもしれね。
桜が上空ばっかり見てたら、人と目が合うことなんてないな。元来、桜は人なんて相手にしていないのかもしんね。

こんな感じでいろいろ想像できるけんど、所詮は他人事になっちまう。自分のことでねえから、勝手になんぼでも考えられる。

答えっていうのは自分自身に実感なけれりゃ意味がねえべな。
例えば桜の木と睨めっこしてる、と実感したところが正面とか、目線がパチパチって合ったって感じたところとか、不吉に思ったところが正面とか。

しかしよ、「たびざる」さんみたいに、ああでもないこうでもないって模索して旅するていうのも、いいんでねえべか。そっちの方が宇宙に近づいているかも。答えの方からこっちさやってくる気がする。


コメントにも書いたげんど、茶人の言葉さ「茶室はあるじの身体だから客は入るまえに最善の礼をつくさなければならない」というのがある。これをそのまんま桜の木に当てはめるべ。
桜の木の下は桜の縄張り、桜の身体だべ。近づいていって、なんだかよそ様の土地に入ったみたいな後ろめたさを感じたら、そっから先は桜の身体ってことだ。
一旦止まって失礼のないように最善の礼して入らなければなんねよ。そしてお邪魔して木の幹のところまで進んでいく。そして幹に触れさせてもらって、そこから外をぐるりと眺めてみんなだ。桜の木になった気分でよ。
外から桜を見るのと全然違う世界だべ。
そっから見ててふっと視線が止まるところがある。ピタッと定まるっていうか、そんなとこ。
そこを桜の木は見ていたんだべ。そこが桜の正面だ。
しばらくその方向を見ているとパノラマみたいに世界が広がっていくぞ。


なに?奇麗な女子に目が止まった?
そうか、その桜の木は健全な青年だったんだごて。
樹齢千二百年の江戸彼岸桜だ?
そうか、老いてなお元気、なんだべねえ。


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2009
04.24

気がつかない

Category: 未分類
五五  前に進む

向こうからオレが走ってくるんだよ


この川柳を見つけたときはビックラこいたぁ。なにが何だが分かんないんだげんど、すごいって思ったんだ。
575の型にピタッと入っているべ。しかも軽ろやかだべ。しかも深いべ。

そんなんオレに出会ったら、当の俺はどうしているんだべねぇ。
たじろいで、後ずさりでもするんだべが?

しねな。当たり前にしてるな。日常のひとコマみたいに、何の不思議もなく。
オレの方は、笑いながらスイスイこっちさ向かってくるべね。そして、あっという間に俺を通り抜けていくんだべ。

なにがあったんだ。
なにもなかったんだべ。
謎だらけだなっし。だげんど、俺はふと思ったんだ。

前に進むってこんな感じなのかもしんにぇ。
気がつかないだげでよ。

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2009
04.20

着物五百人

Category: 未分類
五四 無言で語る

昨日、「きもの・DE・やまがた」っていうのに行ってきたんだ。
クリカン君と男二人でよ。

すごかったよ。山形の一箇所に五百人の着物びとが集まったんだからな。
いろんな催しが用意されてて、俺らは茶席に行って落語きいて雅楽みて・・・
着付け舞なんてのもあった。
驚愕だったのはよ、十二単(ひとえ)の着付けだった。わかい女の子が着せてもらってるのをただ見ているだけなんだげんど、一枚二枚と重なっていく立ち姿が大きな物語となって会場をのみこんでいくんだ。なんなんだべね、この深層の広がりは。アカデミー賞の映画より悠に物語がある。しかも無言で物語る。こりゃ敵わねね。

広報担当「アトリエのあ」の鈴木さんにいろいろ面倒みてもらってよ、写真まで撮ってもらったは。
きもの・DEやまがた の様子(1)

お土産までいただいて、ええがった。
来年もあっといいな。
いっしょに行くか?

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2009
04.19

うしろの正面

Category: 未分類
五三 同じ方を向く 

珍説・かごめかごめ

かごめかごめ       屈んで、そして閑かにして。
かごの中の鳥は     からだの中に囚われているお前さん。
いついつ出やる     いつ出てきてくれる?
夜明けの晩に      もう出始めているよ。そしてもうすぐ終わるんだ。
鶴と亀が滑った     俺とお前さんが音も立てずに同じことをしてしまったから。
後ろの正面誰れ    もうお前さんは後ろにいる。正面には同じ格好をしている人がいる。
              誰だい。


前回、正面同士は禁忌だって言ったげんど、真後ろにいられるっていうのも怖い。
しかも同じ方向を向いて同じ姿勢をして真後ろ。
これは、禁忌中の禁忌だな。
さらに、偶然にもそうなったとくれば、アウト!
「かごめかごめ」の歌のように、前後の中身が入れ替わる神がかり的交流が生まれてしまうんだからな。

今回は深追いしねべは。

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2009
04.18

禁忌

Category: 未分類
五二 正面をきめつつ、外す 

山を歩いていてカモシカと遭遇したことがあんなだ。いきなり目の前五メートルんとこに現れた。俺もだけどカモシカもびっくりしたよ。目が合ったまんま、互いに動けなくなったかんな。しばらくじっとしったった。
ちょっと目が外れた隙にどっかへ行ってしまったげんど、目が合うと生き物って止まるんだね。

こっちが正面向くのはいいとしても、相手にも正面ってあるってこと、忘れちゃぁなんねんだな。


世の中危険がいっぱいだ。恐面の兄ちゃんも、盛り場のあやしい姉ちゃんも、授業中の先生もこっちを向いてくる。気軽に正面向いちゃだめだぞ。顔見ちゃいけない。目なんぞ合わせちゃおしまいだ。視線が正面衝突したり、射抜きあったり、絡んだり、大変なことになっから。


お茶碗の真正面。それをきめつつ、わざわざ外して飲む。
ただの形式ではなかったんだな。

相手の正面を見るって行為、実は禁忌、されど転ずる日本の文化、だなっし。


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2009
04.17

桜の宿題

Category: 未分類
五一 ものの正面をとらえる

梅桜辛夷いっしょにオラだの地

今日も花冷えしているげんど、どこもかしこも満開だ。
週末はにぎわうべな。


ところでよ、桜の木の正面ってどこだと思う?
どこだべね。

さがしてみろ。
宿題だ。

梅桜辛夷いっきに散りしまで、よ。




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2009
04.14

方位自身

Category: 未分類
五〇 正面と思う方向に行ってみる 

小学校にあがったとき、地図を見て驚いたんだ。
それまで俺は、南の方が正面で、地図でいえばそっちが上だと思ってた。
根拠はなかったけんど。
ところが、学校でもらった地図はまっ逆さまだった。上に北海道、下に東京。
今も解せねえ。
だいたい、地図の上が北で下が南って、どれぐらいの日本人が納得してるんだべ。

天子南面すっていう言葉があるんだ。
偉い人は北を背にして、南を正面にするんだと。
地図でいえば、南が上。
相撲の土俵も平城京も平安京もみんな正面は南向きなんだ。
そうか、俺は天子と同じだ。俺は偉いんだって、いっとき喜んでだった。

昔の地図も調べてみたごて。
そしたら、いろんな方角の地図があった。上が西だったり、南だったり。地方によって、場所によってマチマチだった。
都に上るって言うべ。人々が重きを置く処、その方角を上にしてたんだな。
俺ん家の、ちょっと遠くの南の方には、この辺では一番大きな街があったんだ。お祭りに行くにも買い物に行くにも、最高の人手でよ、小っちゃいころは年に二回位しか連れてってもらえなかったな。俺は、今度いつ連れてってもらえるんだべって、南を正面に、いつも待ち焦がれてた。だからそっちが正面になったんだな。

女の人の方向音痴だってよ、正面の感覚を大事にしているだけでねえべかね。方角感覚と地図が合わねえだけなんだ。
たぶん女の人は「ここに来てけろ」って言えば、地図がなくても「そこね」ってピンとくる。
客観的指標より方角感覚の方をより優先しているから。

だいたいよ、方角って見えないべした。見えないのに、あたかも見えてるように錯覚させる地図って、やっぱり、客観的嘘、だ。

試してみれって。
正面だって思う方角にちょっとでも足を運んでみることをさ。
自分にとって大切なものが待っているに違いねえからよ。


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2009
04.11

その先にあるもの

Category: 未分類
四九 ぶっ通しで見る 

今回はスケールでっかくいくべ。

まず、仰向けに寝てみる。
正面には何があるか。
天井か?
雲か?
空か?
北斗星か?

うつぶせに寝てみる。
正面にあるのは、畳か?
地面か?
マグマか?
ブラジルか?
ブラジルの空か?

正座して正面を見る。
何がある?
窓か?
田んぼか?
山か?
もっともっと先にあるもの。
ハワイか?
南極か?

視線が光の速さなら、0.133秒後に見えてくるもの。
それは己の背中だべ。

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